来れり、新潟

Wacrema2003-12-31


皮パンが無くなってて焦ってみたり、インナーとして着るババシャツが見当たらなくて、ダッシュで買いに行ってみたり、更にそれを何故か日記に書き残したりとしている内に、新幹線の発車時刻が迫って大慌てしていたWacremaです。ハロにちは。


今年は親の実家に行く、と至上命令が出ていたので、正直だるいと思いつつ、こうして新潟に来た訳だが、ま、いざ腰を上げれば早いものだね。


だるいだのと言いながらも、ホームに至るエスカレーターを登り始めてからは気分が高揚するのが分かる。
売店の、小さな癖に高い飯を買う際にも長く迷ってみたり。


新幹線に乗り込み、騒ぐ子供の声に苛立ちを露にしながらも、いざ発車になると久しぶりに新潟に行くのだ、と言う事で様々な事を思い出したりしながら車窓から外を眺む。


大宮辺りを過ぎ、国境の長い長いトンネルを越えるとそこは雪国だった。
筈なのだが。川端康成もそう言ってたよな。
所が周りは乾いた地面。暗くなり初めていたし、新幹線だから良く見えないのだろうとか、まだ新潟入って無いのかな等と思っていたが、よくよく思い出せば、昔はトンネルを出たら線路横の壁に白い雪の壁が出来ていた。


幾ら進めど高い雪の壁は現れるどころか。
あの、黒い暗闇から一転、白い世界になると言う瞬間が結構楽しみだったから、何だか残念。それだけ今年は暖かいと言う事だろう。暫くして新潟駅に降りてからも、まず思ったのは「うわ、暖か!」と言う事だった。
…全く、風情が無ぇよ。

つう事で暫く、北国からの日記となる予定です。北国らしさは今の所、欠片さえ無いのだが。