外貨証拠金取引業者との闘い・群雄割拠篇


 ちょっと前に外貨証拠金取引業者との間にトラブルが起きた事は書いた。
はてなダイアリーから見てる人で興味があればここの過去ログから探して欲しい。多分今年の4/25のやつ。


 一々結果報告とかするのもウザいんで書きはしなかったが、軽くあらすじを書いておくと。
親が高金利という謳い文句につられ、外貨で貯蓄するというものに手を出した。
所がそれは為替証拠金取引という一種の先物取引で、為替相場の変動によっては多額の追加保証金というものを更に払わねばならないようなものだった。
一時、その保証金を泣く泣く支払い結構な赤字を出すも、戦争のお陰で持ち直し、若干プラスになった状態で取引を終了、決済したいと会社に申し出た。
しかし、会社側はあれこれと理由を付け決済に応じない。仕切拒否と云う不法行為に出たのだ。
おまけに色々と調べた所では、こちらが預けた資産を会社が勝手に動かすなどとするのもあるという。
このままでは預けてある雀の涙ほどの我が家の資産が危うい!



 と云う所だったのだが。
駄々を捏ねる餓鬼を相手にしているような苛つきを覚えながらも、先週なんとか決済に持ち込む事が出来、送られてきた書類も書いて郵送し、あとは向こうから金が振り込まれるのを待つだけという段階になった。
契約書には「4営業日以内に出金」と明記してあったので昨日までには振り込まれるだろうと踏んでいた。
所が夜、親から「お金が振り込まれていない」と報告を受けた。
おいおい、また得意の駄々ですか。一体幾つだよ、精神年齢。


 今朝。
俺が電話するとまた「あなたと契約してる訳じゃない」と戯れ事抜かされるので親に電話させ、その旨を聞くようにした。
居留守を使っていた担当者を引きずり出させ−担当は居りませんと受付のねーちゃんが云ったにも関わらず、ちょっと法的な事を口走ったら「今帰ってきた」など抜かしやがったのだが−、その担当という者に書類も送ったのになぜ出金されていないかを聞くと。
支店長と名乗る男は「僕にはそんな報告入ってませんから」と一点張り。
更に、しかし此方は書類は送り、その確認もした。その時点で出金が為されなければならないからそちらの事は関係無い、と云うと。
「あんた(仮にも客に向かって)、こちらが少し儲けさせてやったのにその言い方は何だ」と逆切れ。
売り言葉に買い言葉、親は「そちらのしている事は詐欺紛いだ」と云うと、「それは冒涜だ!」とのお言葉。
ま、それは失礼だろう。詐欺紛いじゃなくて詐欺なんだし。


 横で色々聞いていて埒が開かなくなってると踏んだので、国民生活センターや消費者センターへの通知をほのめかすよう指示。
するとだね。
「元金をお返しすれば違法行為にはならない」などと腑抜けた台詞を頂戴。
つまり、預けてプラスになった分は意地でも返さない積もりらしい。
んー、詐欺ってのは語弊があったようだ。これはコソ泥だね。詐欺に失礼だ。


 我が家と相手の会社とは、商行為契約ー簡単に言えば取引ーをしていた訳だ。
だから、元本だけ返せば違法にはならない、なんて道理は通用せんのだが、どうやったらこういう言葉が出てくるんだろうか。恐らくこれで大方騙して来たのだろうが。


 考え方を変えて例えを挙げてみよう。
読者であるあんたが俺にCDを買うようにを頼んで3000円を預けたとする。
俺がCDを買って持っていたら、あんたの所に別の人からそのCD欲しかったから高く売ってくれ、と云う連絡が入った。
あんたは承諾し、今Wacremaが持ってるから、あいつに云ってお金払ってよ。私はお金、Wacremaから貰うからさ、と伝え、そして俺の元に一万円が振り込まれた。
俺はCDを一万円出してくれた人の所に送り、そしてあんたの所へは3000円だけ返した。
当然、おかしいと云うよね。「一万円振り込まれてただろ」って云うよね。
でも俺は「元金3000円は返すから。それで違法にはならないから」って云ったらどうよ?
商取引で得た利益を順当に受け取れない訳だ。これが違法でなくて何になる?


 正直、商法とか民法は俺は大の苦手で、知識としては曖昧。
なんだけど、これは違法だろって事ぐらいは分かる。
にも関わらずヌケヌケと「僕悪い事してないもん」と言い張る会社。
これで「会社員です」って保険適用されたり社会的には普通の人って事になってんだから良い話だよね。


 このいきさつを聞いていて、これはもう駄目だと思ったので、ひとまず公的機関に連絡して様子を見ようと思う。
もし、それでも駄目な様ならいよいよ出陣。
委任状を作成し、MDレコーダーとカメラ付き携帯持って悪徳証拠金取引会社に乗り込む。そして、それらを証拠として裁判に持ち込む。
勿論、それだけではダメージは与えられないのでメディアへのたれ込み、ネットでの祭りなども視野に入れておかねばならないだろう。
あ、オフ会とかも良いかもね。悪徳証拠金取引会社見学ツアー。


 断っておくが、俺はなるべく大きな騒動にはしたくはない。
だから、突入なんて事も出来れば避けて通りたいのだ。故に、変に期待はしないで戴きたい。呉々も「突入まだー?」とか云わない様に。
ネタとしてはかなり良いネタになりそうだと思うけれど、体張って日記書くのもどうかと。
只、そうせざるを得なくなった時には躊躇はしない。
普通に会社員や学生をしている人であれば、そう言った背景への配慮や社会的体裁などもあるけれど、ほれ、俺スロプーだし。
背負うもん無えってのは、強みでもある。余計な足枷無いのだから。


 ま、このままでは終わらんぞ、とな。
余りナメた真似をするようであれば、その分くらいは後悔させてやらなければな。
出来れば、そんな事したく無いんだけどね。


追記:会社名と担当者名を記述しようと思ったが、まだ時期尚早と見て見送った。参考になれなくて申し訳ない。
だが、一つ言えるのは、電話で「外貨預金」とか「高金利」を謳い文句にして勧誘してくるのには穿った目で見て良いと思う。
外貨預金と証拠金取引は全く別物なのに、あたかもそれが同じ事であるかのように勧誘してくる業者も少なくない。