チャドクガ大発生

 嘗て、一度書いたからデジャヴを感じる読者も居るだろうが。


 ニュースの中の1コーナーで、「チャドクガの幼虫が大発生している」と言っていた。
チャドクガ…、どっかで聞いたよな、と思いながらそのニュースを注視していたら、椿やサザンカ、茶の類の樹木に付く有害な毛虫だった。
そうだ。以前に家の裏庭の山茶花に大発生して難儀したじゃないか。
気になって、俺の部屋の窓から山茶花を見てみれば、遠くからでもすぐ分かる程に。


 チャドクガの困る所は。
・毒がある。
・長い毛ではなく、50万本もある微細な毒毛が刺さると、激しいかゆみや腫れなどを引き起こす。
・本体が死んでも、死体や脱皮した殻の毛が風に飛ばされても被害を起こす。だから、万一布団などに付いたら大変な事に。
・めっちゃ居る。アホみたいに居る。


 何でも、今年は例年の3から5倍近い被害報告が出ているそうで、それだけ大量発生している事でもある。
お陰で俺の部屋の裏の山茶花にも大漁よ。
先程、風で毛が飛ばされるだけでも駄目、と書いたが、風向きによっては俺、大ピンチ。
つうか最早、こいつバイオハザードとか生物兵器扱いで良いよ。死んでも尚、刺すって何だよ。大人しく死んでろよ。


 以前は、友人から教えて貰った方法で駆除したが、近いうちに再び、大掃討作戦を敢行せねばならないだろう。
あの、葉っぱという葉っぱにわらっと湧いている毛虫を煉獄の炎で焼き尽くして呉れる。
ああ、でも面倒臭いったら。


 読者諸君も、一度家の周りを点検した方が良い。でないと本当に痛い目に遭う。
尚、駆除方法は、園芸用の殺虫剤を撒くのが効果的とされているが、俺の友人から聞いた方法は、長い棒の先に布を巻き付け、それに灯油を染みこませて火を付ける。
落ちた死体にも油を掛けて、完全に滅殺する。こうする事で、死体から飛ぶ毛をも防ぐ訳だ。
因みに刺されたと思った場合、ガムテープなどで刺された部位をぺたぺたやって、残っている毒毛を除去し、流水で患部を洗う。
その後ヒスタミン系の薬を塗る事で全然違うらしい。兎角、掻く事は禁物。


追記 チャドクガに関して情報収集している最中に見つけたおもしろFLASHはここクリック。