携帯でADSL?

♪なっつが来る〜 きっと夏は来る〜
時代遅れかつ、季節外れでこんばんは。
スラムダンクの影響で久々に大黒摩季聴いたら、実は歌詞がすっごい切ないのばっかと言う事に10年ぶりぐらいで気が付いたWacremaです。
いやー、あの声量とテンションに騙されてたわ。


 Auが携帯での、下り2.4Mの高速データ通信、及び携帯でのデータ通信料を定額制にするってニュースがあった。
詳しいソースは>>これ。およびAuからの公式声明は>>これ。


 最初は、ここの表題のように携帯を使ってADSL並の通信が出来るようになるのかと思ったら、PC使う場合は別料金みたいだし、高速データー通信も新しい携帯でしか出来ないみたいでちょっと残念、とは思ったけれども、これは新しい可能性も示すだろう。
普及するに従って、多分携帯だけでなく、PCにも定額制を適用していくだろうし、アプリケーションで音声チャットみたいなものが出来れば、通話品質は下がるけれど事実上、通話料無しで電話出来るかも知れない。
または、今のIP電話みたいな感じのシステムになって、通話料が必然的に下がる、って事も在るかも知れない。
ちょっとまだ、利用料が高いなってイメージも拭えないのだけど、それは加入者の如何によってまた変わる可能性もあるし。


 現状としては、多分メールをいっぱいしていたり、携帯でのアプリケーションを色々とダウンロードする人達に拍手を以て迎えられる程度だろうが、恐らく、コンテンツ制作側にも銭儲けのチャンスであるだろう。
と、言うのは、定額制が一般的になると、みんながパケット料金を気にしないで居る状態になる。
極端な話で言えば、ずっと繋ぎっぱなしで、その合間に通話という形になるんじゃないか。
そうなると、例えばメッセンジャーの類だとかが実用的になる訳だし、リアルタイムなオンラインゲームなどの、所謂コミュニケーションツールが流行る土壌が出来上がる訳で。


 携帯の普及の要因は、言う迄もなく寂しさを紛らわし他者と馴れ合う為である。言葉はきついかも知れないが、それは別に悪い事でも無い。人間はそもそも孤独なものだし、だからこそ群れようとするものだろう。
寂しくても、携帯があればいつでも通話出来る、お互いが繋がっている(気がする)という安心感を抱き、孤独感を癒すツールとして普及し、マナーや料金の側面でそれを補強する事でメールが発展した。
それが更に、携帯で常にオンラインになっているようなメッセンジャー、或いはリアルタイムで誰かと遊びあえるようなゲームなどがあったとしたら、ビジュアル的にも孤独ではないと言う感覚を抱くだろうし、今以上に、どこでも携帯を弄る人を見る事になるだろう。


 そう言うコミュニケーションツールを開発出来、そして大勢の会員を取り込めば一攫千金のチャンス。だと思う。
また、コミュニケーションツールだけでなく、例えば、株価をリアルタイムで表示するようなアプリや、ニュースをリアルタイムで表示するようなアプリなども、比較的早期に開発され、そして好評を得るんじゃ無いかしらん。


 と、なると、すぐって訳には行かないだろうけど、携帯は本当に、携帯用PCに近い性能を備えるものが出てくる筈。例えば小型のハードディスクを搭載して居たりとかね。
本体も、小型化するか、液晶が大きくなるかの両極化になるんじゃないか。
でないと、その高速データ通信も使い切れない。


 思えば、携帯にカメラが付いて一層、コミュニケーションというよりは自己主張ツールとして機能が強化されて来た訳だが、この定額制および高速通信はカメラなんかよりも強い力を持ってる気がする。
それは上述した通り、主にコミュニケーションツールとして発展する点でだが、多分、人によっては傍迷惑な程にすらなるんじゃないかね。
まあ、俺はそんなものよりも、以前にソニーが出していたMP3を聴ける携帯の後継機種が早く出ないかな、と思っているのだが。


 ぶっちゃけカメラよりも、音楽再生出来る奴の方が幾千倍も有難いし、使い勝手が良いんだけど。
そう言った意味でも、後の展開−ハードディスク搭載携帯とか−が実は楽しみではあるのだ。