新液晶導入にカルチャーショック

　今は夜、ちょっと特殊な形態の居酒屋のホールスタッフをしている。
特殊というのは、そこは普段、特殊独立行政法人の社食なのだけれども、夜になると居酒屋に変わるという所で、社食というには立派な施設、そして安い金額という極めて優遇された環境下。
顧客もそのビルに勤める元・役人の企業人だけあってか飲み方は大人しく、酔って吐いたり暴れるような人はいない。
それに加え、土日は指名されている某製薬会社の殺虫剤やエアコン洗浄剤のデモンストレーター。
ずっと立ちっぱなしで休む暇もなく、気の緩みから夏風邪をこじらせてしまった。

　咳がどうにも酷く、また熱も出始めて流石にきつくなり、少し休む事にした。
が、そのホールスタッフの方は人手が足りてないから休む事は出来ず、大して休養も取れてないのだが、忙しい日々を送っている人たちからすれば「甘い」と言われる事だろう。

　先週の月曜からなんだか調子が悪いと思い始め、騙し騙し来たものの金曜の夜から寝込み、土曜は病院に行った以外はずっと伏せていて記憶が無く。
日曜にのっそり起き出して、外に行くわけにもいかないのでネットでも徘徊、としようとしたところでＣＲＴモニタの調子が悪い事に気が付く。
暫くは大丈夫なのだが、時間が経ってくると輝度が落ち見る事も難しくなる。
ああ、こりゃそろそろ潮時だ。考えてみれば１万くらいで買った割に相当使ったもの。
と、言う訳で小一時間ほどネットで安いモニタを探し、輝度が落ちたら暫く休ませてまた探す、と言う事をしていた。

　色々と調べたら、幸いにも安い割に良いと言われている１９インチ液晶が、更に期間限定、台数限定で大安売りされていたのを発見。
日付が変わるぎりぎりまで迷って、購入を決意。
で、それが届いた訳ですよ。

　使ってみて、俺が今まで如何に駄目なモニター使ってたかを思い知る。
明るさ、色味、画面の大きさ、薄さ、全てが新鮮で目から鱗。
グレー背景に黒字だと妙に見辛いのが難点ではあるけれども、補って余りある快適さ。
しかも、１９インチとでかいくせに安かったし。
少しばかり、もっと早く買っておけば良かった、と思った。それくらいカルチャーショックを液晶から受けた。

追記：上述した「特殊な居酒屋」は、あくまでも経験でだが、見たことが無かった。
税金使って建ててこういうサービスまで受けられるって、勤め人からすれば素晴らしいね。マジで。