北海道パチスロ事情

まあ当然、パチスロ屋探訪は欠かさない訳だが。
北海道のスロ屋‐とはいえ俺が訪れたのは札幌市内の十ほどの店と、郊外の数店でデータとしては乏しいが‐に言えた事は渋いと言う事だった。


駅前など一部を除いて店は大概どこも大きく、客も相応についている。またテレビではどこかの店のイベントのCMが必ず流れる。
しかしその割に高設定は少なく、どうしてこんな店の、こんな台がフル稼働してるのか疑問にさえ思った。
具体的に一店あたりの高設定の割合は、こちらの半分以下だろう。
そして、あちらは店が大きく設置台数も多い事を加味すれば、より少ないパイを奪いあっている事となる。


数年前に訪れた時は設置機種も幅広く、客層の温さも相俟って羨ましく思えたが、それも今は昔。
クソみたいな法のおかげで古い台はどこもかしこも撤去され、北斗、番長、秘宝伝ばかり。


個人的に、田舎のしょぼいパチンコ屋に入って、もう都会にはない薄汚れた古い台を見つけたりするのが好きだったのだが、北海道でもこうなのだから物悲しいったらありゃしない。


とはいえ、中には期限の残っている珍台を置いてある店もあり。
野暮用で訪れた手稲と言う駅前の店には「ポリネシアンドリーム」なんて置いてあって思わず「ウヒ」と笑みもこぼれたが、直後別の台にストック消しの挙動を見てしまい、やむなく打たずに店を出た。


まあ要は、俺がぼったくられた愚痴ですわ。