横濱大道芸祭

Wacrema2006-11-13


 ここ暫く、土日はラウンダーの仕事をしている。何度か内容は書いたが、要はチラシなどを配る人の監視。
とは言っても、あまりキツく監視するつもりなどは無いので、度が過ぎた怠慢などを見た場合以外は大目に見つつ、配っている現場から現場へと渡り歩く。


 この日曜日も、桜木町の現場をチェックした後で別の現場へと移動していたら、この時期名物の大道芸祭りをやっているのを見つけた。
あまり寄り道してはならないけど、ちょっと見てみようと、人の輪の中に入った。
そこでは西洋の人がジャグリングをしており、流暢な日本語で冗談を交えつつ華麗な技を披露していた。


俺も笑いと感嘆とを繰り返しながら見ていると、どうやら次の芸はサポートが必要らしく、おもむろにジャグラーの人が観客の輪の中にやって来て、アシスタントを求めた。


 で。
なんで俺、皆の前で一輪車を支えているのでしょうか。しかも仕事中に。
更に付け加えるならば、俺には「ジョージさんⅡ」と言う名が付けられた。


 もう一人別に選ばれたアシスタントのジョージさんと、ジョージさんⅡこと俺とで一輪車を支えてみたり、りんごやお手玉をする道具を投げたりなどしつつ、時にジャグラーさんから茶々を入れられながら、一緒に観客に笑いを振り撒く。


 あっと言う間にそのジャグラーさんの持ち時間が終わっておひねりを求める段になり、俺たちアシスタントもお役御免。仕事中とは言え、楽しい時間を過ごせた事に感謝し幾ばくのお金を箱に入れた後に、英語で「楽しかった。ありがとう」と伝え、握手をして仕事に戻った。


 …て、あれ?
俺どうして人の仕事手伝って、金払ってんだ?