「匿名希望の方」からの書簡

> 1・偽善とは何だろうか


人の善意とは他者に委ねられる上に、主観的視点に基づいたものであるため、慈善と偽善に相違を論じることは不可能であると考えます。
強いて言うなれば、疑念、躊躇、保身などが伴った行為を私は偽善とします。
半ば条件反射に近い心情で行われる自然な振る舞いこそが真実の善行、若しくは前提条件だと思うからです。


> 2・偽善は駄目か


YESです。見苦しいお節介は誰(介在する者も含みます)においても迷惑でしょう。
しかし、当事者同士で交わされた口約束(ここでは会話全般を指します)を第三者が偽善と論じるには些か暴力的であると考えます。


> 3・本心、または目的が善ならば、偽善では無いのか


NOです。理由は問1と重複いたしますので割愛します。


> 4・善とは何か、及び善とは何かと言う事を問わないのは何故か


法的、或いは倫理的にそぐわない限り、私利私欲によるものでも公然として行われる行為に対しても善や悪を論じることは難しいはずです。
芸術的分野に対してマスターベーションの無視は不可抗力でしかあり得ませんし、事業としての成功を収めた者でも怨恨者がその采配を悪とは一概には言ってはならないことです。
例えば、ユニセフの会長が玉子かけご飯や豚丼を食べて食費を削り、恵まれない子供達を支援することが善だと言えるでしょうか。
この理由も問1の回答と重複いたしますので割愛します。


> 5・(Wacremaは偽善者だと思った方)なぜ貴君はそう断じる事が出来るか。その所以は。


私はそう思ってはおりません。当時も今後もです。
ただ、今回の書き込み、或いは暴言の標的としてWacrema氏と同時に、恐らくデリケートな性格の持ち主の女性に牙を剥かれたものだと思います。
およそ人体実験のような様相を呈している印象を受けるこのテーゼには個人的に心外ではあります。
勿論、回答をする私にも病的ななにかが内包されている感は否めませんが。

私の見解は以上です。
文中不躾な表現もありますがご容赦下さい。