ラオウ、打倒せり @パチスロ「北斗の拳」
はい、今日は2本立て。こっから先、スロ話です。
しかも自己満足度100%。
興味無かったら遠慮無くスルーで。真面目に書いたものの後でちょっと何だが。
えと。ついに倒しましたよ。ラオウさん。
恐らく知ってる人からすれば、「え?!今更?!」と思われるだろうが。悪かったな、今更で。
因みに23連でした。
思い出せば色々あった。
・ケツの毛まで毟られた事。
・初めて黒い「北斗」の絵柄が揃って、虹色のオーラがケンシロウを覆う*1も、ボーナス開始1回目、ケンシロウがグーで殴られ、「お前の力はこんなものか」と言われ、そんなものだった事。
・10連を越えて「YouはShock! 愛で空が落ちてくる」などとクリスタルキングの「愛を取り戻せ」が流れ、「今日は行けるかな」と思ったら19連で終わり*2だった事。
・時間も無いし、そろそろやめよ、と思ったらボーナス入っちゃって、「あらー。でも俺だし、どうせ数連で終わるだろう。色も期待出来ないし。」と
今日、何気なく−いつもは状況などを鑑みて台を厳選するのに、その台と来たら特に良いと思えるものでもなかったにも関わらず、しかし惹かれる厳然とした何かがあって−ふらりと座ってまず1分で。
高確率状態へと移行するスイカを2連続でゲット。
ついで、数分後にボーナスの引き金となる右リール中段チェリー君臨。およそ30ゲーム後に、赤い7を揃える。
赤い7を揃えた時は白いオーラが現れ、確か5連であっけなく、ケンシロウは地に伏した。
あー、終わりか、とベットし、レバーを叩くとディストーションギターの効果音。
真ん中のリールを止めると、ど真ん中に「北斗」びた止まり。
何気なく右ボタンを押すと、右上段に「北斗」。液晶には誰かのシルエット。
習性で左にチェリーを狙うと、ぬるん、と滑って「北斗」揃い。
あら。
液晶では「待っていたぞ」とラオウさん。あんた今会ったばっかやん。ありがとう。
ボタンを押しっぱなしにしている手を離せば、赤いオーラがケンシロウを包む。
「虹」で一回で終わると言う
「北斗」揃ったから爆連、なんてのは俺には無縁。つか北斗揃えて歌流れた覚えすらない。
まあ、一箱出来たら良いよね、どうせ時間はたっぷりとあるし、そんな感じでのほほんと打ち始めてみたが。
今日のケンシロウさんは違ったね。
一回目から北斗百烈拳。気合い充分。その後もレイさんやトキさんと言う
6回目くらいでラオウさんにビームみたいの撃たれて、ぱったり倒れた時には「ま、こんなもんだよね」とドル箱を上に片付け、シニカルに自嘲しつつ再開したら、名前呼ばれて起きてるし。ちょっと照れつつまたドル箱抱える俺。
結局、ひやりとするシーンはそれだけで、以降、ビーム撃たれても蒼い残像を引きながらすい、と避けちゃうし。
グーで殴られる、と言うとこでもわざわざトキさんが避けてくれるし。
そんな、安定度抜群の展開で20連を越えた時には、肩の荷が下りた。漸く、辿り着いたと言う感慨。
22連を越えた所で、演出が別物に変わった。
「次の一撃が我らの最後の一撃となろう。」
嗚呼、遂にやって来た。思えば長かった。ケツの毛(以下略)。
様々なこの台の思い出が走馬燈の様に瞬き、流れる。
多分、両隣には鬱陶しい事だろうな、すまんと思いつつもそれらを味わうように、ゆっくりと見ていたら、隣もまた、手を止め俺の液晶に見入っていた。
「受けてみよ、我が全身全霊の拳を」とラオウから繰り出されたものを避け、一撃を見舞うケンシロウ。
「良くやった、流石、我が弟よ」とケンシロウを誉めた後に。
「このラオウ、天に帰るに人の手は借りぬ」と、一人離れ、「我が生涯に一片の悔い無し」と言葉を残し乍ら、天から雷を我が身に呼ぶ名場面がポリゴンで再現される。
御免。恥ずかしながら俺、感極まってちょっと泣いた。
スロ打ってて泣くなんて初めてだった。すごい好きな台って訳でも無いのにさ。
かっこ悪。ダサ。
そう思いながら、取り敢えず電話をしにいく振りをしながら逃げるように表に出て、伸びをしたりして誤魔化した。
多分、最初にいきなりエンディング見ていたら、こうは思わなかったのだろうね。
ムカついたり、あとちょっとと言う所で臍を噛んだりしていたからこそ、こう思ったんだろうね。
何だか俺は、とても嬉しかった。初めて獲得枚数1万枚越えた時よりも、嬉しいと思った。
追記
その後も暫く廻していて、少しハマってからまた「北斗」揃った。オーラは緑色(3番目に期待度が高い)。
あら、一日二回も揃っちゃうの? またエンディング見られるの?
そう思って少し、わくわくとした気持ちを隠せずに打っていたら「4連」。
7揃いの白オーラより弱い。
でも、やっぱ俺らしいな、この辺りが。シニカルに笑いながら、そう思った。