姑獲鳥の夏、映画化

 京極夏彦の「姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)」が映画化されるらしい。
ソースは>>こちら。


 配役としては。
京極堂堤真一
榎木津=阿部寛
関口=永瀬正敏
木場=宮迫博之
ヒロイン(久遠寺涼子?)=原田知世


 俺はこの本読んで一気に京極好きになったので、映画化も当然待ち望んではいたけれど、同時に「して欲しくなかったな」と言うものもあって。
どうしても頭の中でシーンや人物を想像していると、それがこうして映画などになったときに違和感を感じてしまい、その違和感が「映画は良くなかった」などと思わせる。
まあ、それぞれを切り離して考えるべきなんだろうけど、なかなかね。


 で、この配役。
京極堂はもっとキツい感じの人が良かったかなあ。知性を滲ませつつも、異様な鋭さをさせるような。
榎木津は、「エキセントリックな二枚目」って事を鑑みると阿部寛は当たり役かも知れない。「Trick」でもそんな感じであったしね。
関口。永瀬は良い男すぎないかなあ。原作の記述見てると風采の上がらない、かつなよなよとした感じの印象を受けるので永瀬だとはっきりしすぎているかも。「巻き込まれキャラ」ではあるのだけどね。濱マイクとかみたいに。
問題は木場の旦那ですよ、問題は。雨上がり決死隊の宮迫だよ? 木場っていかつくて五分刈りで武断的な感じでしょう。これはちょっと違うんじゃねーの?
あ、原田知世はどうでもいい。


 まあ、まだ何せ出来ても居ない物にどうこう言っても仕方がない訳だが。
脚本の出来にも左右されると思うしね。
だから、なんか楽しみなような、それで居てどこか、楽しみじゃないような、そう言った矛盾するものを俺は抱えている。
…て、配給は角川なんだよな。
訂正するわ。不安が勝った。