交番を目の前にしてボコられると言う事件

 こんばんは、Wacremaです。
ちょっとサボりすぎたね。いや、夏風邪も引いてるけれどもサボった原因は他にもあって。
すいません、PSOにもハマったり攻殻機動隊スタンドアローンコンプレックス第2章見てたりしてました。おもろいよ。
せめて怒られないようちゃんと更新しますよ。エヘ。


 さて。
 埼玉で、交番に助けを求めに逃げ込んだ男性が、警官から助けを得られず、複数の男達によってリンチ、そして拉致されると言う事件があったことがわかった。詳しいソースは>>こちら。
事件そのものは14日に発生していたものだったけど、その交番の警官4人が供述を変え始めたのがどうやら昨日の事らしい。


 この話自体を内部で有耶無耶(うやむや)にされなかっただけでもまだ儲けモノ、と言った感は否めないのだが。
それでも、警察に対する信頼の低下や、安全神話の崩壊と言った事を如実に示唆している事件だと思う。
相次ぐ警察の不祥事、と毎日のように様々な新聞雑誌には書かれているが、こんな事件や以前あった、桶川ストーカー殺人事件の顛末のような事、これらに比べたらまだ、汚職や裏金造りの方が可愛いもんだ。いや、だからと言ってそれらが許されると言う事ではないけどね。
内部機構の腐敗も宛ら、こうした末端の腐敗にまで至ると、状況としてはなかなか末期だと思うのだけど。


 交番とか、110番通報ってのは、市民にとっちゃ安全地帯みたいなもんだと思う。
何かあったときに、警察行けば安心とか、普通はやっぱり思うでしょう。
けれど、例えばガラの悪い男達に囲まれて、這々の体で交番に逃げ込んでも助けて貰えない。警官は自分が殴られる様子をただ見ているだけ。なら、その警官は何を以て己の職務とするのだろう。


 勿論、一部の者達の行動を全体に当てはめて考えてはならんだろう。
世の、警官には強い正義感を以て職務に当たっている人も多い事だろうから、そうした一部のものの行動を当てはめてレッテル貼りするのは、職務を全うしようとしている警官に失礼だ。
けれど、こうした事は一つでも本当はあっては成らない事だし、そして、たった一つの事件であっても、人間から信頼を失わせるのは容易(たやす)い。
だからこそ、信頼を失わせない為に行動しなくてはならないし、己を糺さなければならんのに。


 この事件と交互して、警察庁が空き交番解消策を出している。ソース>>これね。
大きな駅の前とかは別として、町中の交番などは何時前を通っても誰もいない、なんて状況も珍しく無かったから、人を増やす事で「今度は誰かいる様になった」と成る事は、周辺住民に強い安心感を与えるものだろう。
だが、純粋に人を増やすだけでは解決出来ない、もっと根本的な「何か」がいまだ横たわり続けている事にも、注視すべきではないだろうか。


 当然の事ながら、まずは己の安全は己で確保しなければならない。
何でも警察や、他の誰かに依存するのは危険だ。
だが、己だけではどうにも埒が開かないような時にこそ頼るべき存在であるはずが、いざという時にも頼れないようでは元も子もない。
その事を、まずは自覚して欲しいものではあるのだが。
やっぱ、ノルマに終われたサラリーマンと同じなのかな。だったらあまり、期待は出来ない。