アジアカップと反日意識
今、サッカーアジアカップてのを中国でやってる。
日本戦は見るたび毎に冷や冷やさせられる展開で、それでもなんとか順当に勝ち進んでいる訳なのだが、試合を見ていても非道いなと思っていたのが、観客席からの野次と、あからさまに反日的な審判だった。
その事について、ついに国家間でのやりとりが行われた。
ソースは＞＞こちら。
ま、やりとりって言っても「ちょっと気を付けさせてくれよ」程度のものだけどさ。
実際、テレビで観戦していても、スタジアムの中に入る人の内、バーレーンなり日本なりを応援しに来ている人はほぼ皆無で、その殆どは反日感情を露わにし、中には政治的な思想を以て垂れ幕やシャツを作り、掲げている。
スポーツは戦争そのものではあるけれども、だからと言って政治を持ち込むのはタブーだろう。
それらは切り離した上で語られなければならんにも関わらず、だ。ああして「釣魚島は中国領土だ」とか主張してるの見ると、何だか哀れにすら思えてくる。
ま、金払ってんだから何しようと勝手、と言う主張もあるだろう。
頷く事は出来ないが、いわんとすることは分かる。
でも、あいつらチケット偽造して入ってんですよ*1。ブーイング垂れる為に。
なんだかなあ、と言う一言すら終いに出なくなるわ。
こういう事を書く度に、俺は「彼ら一部の振る舞いが総てである、と見なす事は危険だ」と書いている。
勿論、今回もだ。一部の中国人の振る舞いを以て、それが中国人を表すと思ってはならないだろう。
なんだけど、ちょうど先日、伊勢佐木町のあるパチンコ屋で不法滞在の中国人が暴れてるのを目撃したり（しかも警察は捕まえらえなかった所を、一般人が捕まえると言うオチつきで）、夜になるとストリートにわらわらと溢れる、客引きをする胡散臭い者達を見たりしていると、そのサッカー場でのブーイングをどうしても思い起こしてしまうのだ。
「そんなに厭なら来るなよ」、と言う言葉と共に。
この俺の思考の流れが逆になると、スタンドに罵倒しに行くようになったりするのだろうか。
７日がアジアカップ決勝で、カードは日本対中国。
日本は、ここで勝って力を見せつけて欲しい所だけど、恐らく何万と言う群衆がスタンドを埋め尽くす中で、果たして日本の選手達やサポーター達の安全は確保出来るのか、正直不安ではある。
負けて、感情的になった一部の暴徒の動きが群集心理によって拡大し、凄惨な事件に発展する可能性も決して否定は出来ないからだ。
やっぱり、勝って欲しい。
それも出来ればフェアに、かつコテンパンにしてやってほしい。
ただ、そうなると、サッカーどころの騒ぎじゃなくなるかも知れないと言う恐れは、唯の杞憂ではないだろう。
どうせなら、気持ちよく楽しみたいものではあるのだけど。
だから、と言うのも何だけど、スポーツに政治思想を持ち込むべきではないし、個人での、他国に対する嫌悪感をそれぞれが持ち合わせていたとしても、それを表に出すべきじゃあ、ない。
その時点で既に、スポーツというものからかけ離れたものに成っているからだ。
それがマナーとか、礼儀っつうもんと思うんだがなあ。
追記 コメント欄の設定が変更になったので、改めて書くとこデカくしましたよ。うちは長文書く人が多いから、これでちっとはストレスフリーな環境に。
