戦前のニュース映像が見られるサイト

 五輪の、サッカー日本代表はもう敗退決定。防御に難ありすぎ。でもイタリアのシュートは良い物見せて貰った感じ。
ただ、正直もうオリンピックで見るものない。
また、五輪自体にあまり興味の無い人も結構居るだろう。
そう言った方々に、今日は俺のお薦めサイトを紹介する。


 朝日新聞が集めてきた戦前のニュース映像をストリーミングで見る事が出来るサイト。
それが「ViViA蔵出しニュース映像館」 だ。
いやあ、これ、面白いよ。著作権を示すロゴマークがでかでかと入っていて鬱陶しいと言えば鬱陶しいが、それはフリーである以上詮方なき事。


 兼ねてから、俺は「NHKアーカイヴス」のようなものをWEB上で公開してくれないかと言っていたが、将にそれに近い物がある。
勿論、ニュースだからあの番組ほど長くやるわけではないのだけど、逆に数分程度の映像だから回線にもあまり左右されず、見る事が出来るんじゃないかな。
また、テーマ別に編集もしてあって、検索を使えば生活ニュースだけを表示させたり、戦争関連のものばかり集めたり出来る。


 何が面白いって、まずアナウンサー(というよりは弁士)の言葉。
試聴する人は是非、その独特の言葉の言い回しに気を付けて頂きたい。
また、昔のライフスタイルや世相も分かって、非常に趣深い。


 パソコンで、動画を楽しむ。
こういうと、やはりエンターテイメント性の高い映画やアニメ、エロ動画などが一般的だろう。
しかし、その一方でこうした資料的側面を持つものが、誰にでも、そしてPCと回線さえあればどこからでも閲覧出来る事、普遍的なアーカイヴスとして提供される事に、俺は大きな意義があると思う。
それこそが、WEBの当初の役割であったし、一部研究者や企業だけのものでなく、一般ユーザーに対しての開かれた知(と言うと大げさかも知れないけど)としてWEBがその力を発揮する本領なのではないだろうか。


 ま、ちょっと大仰な言葉になってしまったけど、歴史的資料とか小難しい事抜きにして、「昔こんな事あったんだ」と言う、博物館の展示物を見るようなゆるーい気持ちで見て欲しい。