どうって事ない事だが

 ちょっとブルーな気持ちになっていた。
夜中、お茶を入れる序でに、ふと、気持ちよさそうに寝ている猫を撫でてくなり近付いたら。
奴は寝言を言っていた。
猫も楽しげな夢を見るんだろう。その様子はなんだか、とてもほのぼのとしていた。
暫く見ていたら今度はいびきをかき始めた。
「ニュー、ふすー(呼吸音)」という感じの繰り返しで。


 それを観察してたら、俺は脱力してしまって。
あまり邪魔しないでやろう。そう思って立ち去ろうとしたら。
あの野郎、寝ながら屁垂れやがった。