新潟紀行2008・夏 第一幕

四年振りに訪れた新潟は思いのほか悪天候
天気予報では一週間ずっと雨マークだし。
水着も持って来たんだけどなあ…


到着すると、祖母や親戚たちが久しぶりに来たのだから、と寿司屋に案内してくれた。
古町と言う新潟市の繁華街の裏道にある「翁寿司」。
叔母が接待でも使うと言う程の店で、自腹で行く事はおそらく出来ないだろう。
正直、俺は魚介類が苦手でマグロばかり食べていたら、せっかくだから他のも食べろと促される。
まあ大人なので笑顔で「そうですね」と頷きちまちまと白身魚などに箸を伸ばしたところ、刺身皿に鮑だのホッキ貝だのが強制的に空爆
思わず顔が(´Д`)となる。
「まあ騙されたと思って食べてみろ」と勧められやむなく口に運ぶ。
初めてのホッキ貝は予想したよりも生臭さが無く、甘さを感じる。
歯触りはコリコリとし、貝とはこういうものかと知る。
続いて鮑。
これは…味ないね?
そのくせ歯触りは硬い。そうだね、味の無い軟骨をボリボリかじっている感じ?
まあ食えなくはない。
調子に乗って栄螺(サザエ)も口に運ぶ。
…後悔。磯臭い。好きな方はこれが堪らないのだろうが。
酒で口を洗い大人しくマグロ中心のローテーションに戻る。

腹も膨れたところでお開き、タクシーで戻る。
途中、大粒の雨が降り出した。
天気予報通り、天候が不安定だ。
明日から大丈夫かな、と不安も残るものの、初めて貝をちゃんと食べた「やりおった(←星一徹の声で)感」の方が強く残る。