異常気象と地軸のズレ

 あー、ゴホン。
寒いちゅうねん!
何この気温。今8月だよ?だのに何故、俺長袖羽織ってんねん!
俺は本当に今週、海に行ってわーい、とか云ってたのかさえあやふやとなる。


 それとだな。
雨、降りすぎ!家の庭、池みたいになってんじゃん!金魚とかなら余裕で住めそうになってんじゃん!
そりゃ俺も、出掛けようとしたもののやっぱやーめた、って思うちゅうねん。


 昨日から降り出した雨は殆どその勢いを変える事も無く、強いペースで降り続き、更には時折その強さを増している。
7月が終わるまで、梅雨が明けないような感じで煮え切らない天候が続いていたが、8月に入って漸く晴れ間も見え、暑いけれどその暑さに安心していたらこの有様よ。
どうやら、今の雨を降らせているのは秋雨前線らしく、夏が来たと思った瞬間に秋の到来。
季節感も何もありゃしねえ。無粋なる事甚だし。


 以前から、俺は季節がどんどん前倒しに成って来ていると書いているけれど、最近の天候はそれを皮肉にも裏付けるような感じだ。
その一方で、フランスでは猛暑で3千人近くの方が既に亡くなったと言う。パリに居る知人も、流石にバテたと云っていた。
フランスでは基本的に40度とかまでは気温が上がらない。俺の記憶では精々25度程度だったと思う。
日本特有の蒸し暑さもないから、クーラーなどを常備する家庭もあまり無いだろう。故に、暑さでやられる人が急増している。


 地球温暖化などの影響で異常気象が起こっていると言う事は、ここ数年来に渡って云われ続けていた事なのだが、俺は、どうもそれだけではない様な気もする。
例えばそう、地軸のずれであるとか。


 地球は絶えず、回転している。
串に刺したたこ焼きを想像して貰えれば分かりやすいが、串が地軸、それを中心にたこ焼きが廻っている。それが地球。
いつもはそれが地面に対して垂直に刺さっているが、どうもこのところ、その串が傾いている様な気がして。
勿論厳密に云えば、地球は少し傾いた状態(23.4度)のまま自転と公転をしている。自転が昼夜を起こすのに対し、公転が季節を起こす。
その傾きがずれれば、当然季節の来方にも狂いが生じる。


 当然、今、どんなものを調べても傾きは「23.4度」と記されている。
けれど、本当はそれが違っているんじゃないか。
告知する事で人々を混乱させないため、等と云って隠され、知っているのは少数の人々という事になっていたりするんじゃないだろうか。


 勿論、杞憂という言葉もある。
けれども、最早俺一人の思い違い等というレベルでは無い気もする。
与えられた情報が絶対に正しいなんて事もある筈は無く、時には意図的に間違った事さえ流されたりもする。
常に疑心暗鬼で居る必要も無い。それはある種の危険を伴いすらする。
けれど、疑わないというのもまた、同様に危険であると思う。
矛盾する様な事だけど、でもそのバランスを調整し続ける必要は誰にも在ると思う。


 そして、そう言う目で今の事を見てみれば、やっぱ単なる温暖化だけでは無いような気がする。
論理的に、総てが温暖化現象で片が付くのなら、ああそうなのか、と云わざるを得ないのだけど、どうもそれは綻びが出そうだし。
実際に、俺が云ってる事が正しいのかを証明する手だては、俺には無い。
けれど、正直な所で云えば、あまり的はずれでも無い、所謂トンデモ系とか、オカルトの範疇として一笑に付すような事でも無いとも、俺には思えるのだ。


 雨があまりにも強いので弱くなるのを待つ間、家事をしたりゲームしたりしている内に結局時間は刻々と過ぎ、打ちに行っても負けるだけだろう故、テレビ付けてぼけーっとしていたら、「仄暗い水の底から」という映画をしていた。
見て居てツッコむとこ満載。久々に時間損した、と思う映画だった。
雨さえ大人しければ、こんな映画見て文句垂れる事も無かったのに、と責任転嫁しつつ。